適当に暗記していたものだからすべて忘れていた。「入門微分積分」の第五回より、導出のノートを取り直したのを書いておく。
逆関数の導関数
関数 が区間
で微分可能な狭義単調関数とする。このとき、
の逆関数
は、
なる
に対応する
以外の点において微分可能で、
が成り立つ。
逆正弦関数
は、定義域を
] 、値域を
] とする。
がこの範囲にあるとき、
である。
で、
である。
逆余弦関数
は、定義域を
] 、値域を
] とする。
がこの範囲にあるとき、
である。
で、
である。
逆正接関数
は、定義域を
] 、値域を
] とする。
で、
である。