ユユユユユ

webエンジニアです

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

個人事業を廃業した

税務署と都税事務所に廃業届を出してきた。 開業の日付をフォームに埋めなければならなく、 Google Calendar をひっくり返して探したら、2018年の1月の第2月曜日がそうだった。はじめて自分で仕事を手に入れたあの日からもう5年弱になるのか、という気分と、…

phoenix がマスアサインメントを防御するやりかた

コントローラで受け取ったユーザー入力のパラメータを、コンテクストを通してそのままレポジトリに渡すコードはわりと普通に書くものらしい。チュートリアルでも、ビューヘルパーが組み立てたこんな強烈なパラメータをほとんど検証せずにデータベースの近く…

Keyword で適当な引数を受け取るプラクティス

長ったらしい日記を昨日書いて、それをさっそく修正する気になった。 https://jnsato.hateblo.jp/entry/2022/10/30/010000 オプショナルなパラメータを Keyword で受け取るときに、パラメータごとにパターンマッチして正規化して...という手続きを大量の場合…

scrivener_ecto

ActiveRecord には心強い kaminari gem があるけど、 Ecto ではどうかな? と hex.pm で検索してみて、 scrivener というライブラリをみつけた。 scrivener_ecto とセットでよく流通しているらしい。これで遊んでみていた。ごくありふれたページネーションで…

Elixir がおもしろくて寝不足

今週は仕事の外で Elixir をいじっていて、妙にたのしくなっていた。あれもこれも試してみたいとソワソワしてしまって、寝ようにも頭が冴えてしまって寝不足がちだった。 1年前くらい前からセコセコとチュートリアルをやったり exercism.org でクイズを問い…

舞台『レオポルトシュタット』を観た

新国立劇場にて観劇。『ガラスの動物園』に続くプログラムで、これも楽しくじっくりと堪能した。 表題がユダヤ人居住区のことを指すことだけをあらかじめ知って観賞した。第一幕の冒頭、マーラーの交響曲第一番の第二楽章冒頭が流れて、舞台が世紀末のウィー…

"Docker and OTP Friends or Foes" by Daniel Azuma

データの永続化層を持たないサーバーサイドアプリケーションをコンテナでデプロイする、という主題の講演。4年も昔のアーカイブだけれど、楽しく視聴した。 https://www.youtube.com/watch?v=nLApFANtkHs CRDT という固有名詞が出てきた。 Conflict-free Rep…

『トップガン マーヴェリック』をふたたび IMAX で

新宿の IMAX 上映は秋になって終わってしまった。指輪物語の復刻上映がしばらくあって、いまはアニメ映画を上映している。あいまにトップガンの新旧二本立て上映というプログラムもあったけれど、疲れてしまうそうでついに行かなかった。 前の週に大きい仕事…

『マルホランド・ドライブ』

ダイアンとカミーラというドッペルゲンガー的ペアが、いっぽうでは重なり合いもういっぽうでは相争うという、アメリカン・ゴシックの系譜を引き継ぐ想像力とおもった。 登場時点では典型的な田舎娘として描かれて、語るべき内面を持たないような、いくぶん浅…

N響定演: ブロムシュテット指揮のマーラー第九

先週のオーチャードホールに続いてN響のプログラムを聴きにでかけた。NHKホールを訪問するのは初めて。マーラーの大作を聴ける機会ということで楽しみに向かった。 ブロムシュテットという名前は、いつかみたドキュメンタリー番組で記憶していた。東独時代…

クラークスのモカシンを買った

仲のいい美容師さんが格好いいモカシンを履いていた。それどこのやつですか、と尋ねて、クラークスのワラビーという製品だと知った。そのまま渋谷神南のクラークス販売店に行って、黒のを一足買った。 品のいいホールでコンサートを聴いたり舞台を観たりする…

黒澤明の『悪い奴ほどよく眠る』

「悪い奴」に正義が立ち向かうという大きな筋書きを、社会的な関係と人情の機微で肉付けして厚みを出す脚本で語っていて、たいへん満足した。 秘密の動機を浮き彫りにするやりかたがおもしろい。汚職の秘密を共有する「クリーンナップトリオ」に食い込んでい…

第121回N響オーチャード定期を聴きにいった

「コンサートホールで世界旅行! 北欧の秋」というサブタイトルがついている演奏会。ウィーン生まれのサッシャ・ゲッツェルさんが指揮をとって、こういうプログラムだった。 グリーグの「ペール・ギュント」第一組曲 作品46より "朝" グリーグのピアノ協奏曲…

最低のアレ

二日前のこと。あるウェビナーにて、質疑のセッションでぼくの発言したなにかが講師の機嫌を逆なでした。そして、拒絶の言葉を投げられた。なにがタブーだったのかはわからない。悪意をもって発言したわけではないときに、どうしてこう互いに不愉快にならな…

フランス語のテネシー・ウィリアムス『ガラスの動物園』

テネシー・ウィリアムスの『ガラスの動物園』の舞台をみた。イヴォ・ヴァン・ホーヴェの演出、イザベル・ユペールの主演で、新国立劇場にて。舞台を見に行くのは一年前のマハーバーラタ以来。パリのオデオン座による制作を招聘するというのはずいぶん大きな…

横浜市民アートギャラリーに「今日の作家展」をみにいった

先週末の話。横浜市民アートギャラリーに「今日の作家展」をみにいった。 古川結さんの、和紙に岩絵具が自由な色と形で提示される作品群の展示。小林達也さんの、「自分でもなにをつくっているかわからない」と韜晦する大きなペインティング。大崎清夏さんの…

フェリーニの『8 1/2』

印象的なシーンはあった。たとえば大女のダンス。ルイーザの憤激。泥風呂でのめくるめくワンショットでのセリフ回し。それらはみな、この映画が名作たるゆえんではなく、ジャンクに埋もれた一片の輝き、全体の成功に寄与しない一部の成功、とみた。芸術家は…