ユユユユユ

webエンジニアです

The Little Schemer を読み始めた

Cがコンピュータがどう動作するかのモデル化に最も適した言語とすると、Lispは計算というものがどう振る舞うかをモデル化するのに最も適した言語だ。ほんとのことを言って、Lispについて多くのことを知る必要はない。一番シンプルでクリーンなSchemeを使い続けることだ。他のLisp方言はライブラリやらツールやらを備え、C++Javaが持つような大きく複雑なプログラミング環境へと成長している。そういう部分については知っている必要はない。ただSchemeでプログラムを書ける必要がある。The Little Schemer と The Seasoned Schemerの練習問題を自力ですべて解ければ十分だと思う。たぶん。1

というエッセイを読んだのがずっと心に残っていて、以来ほしいものリストのトップに入れてあった The Little Schemer2 を年末に手に入れて、読み始めている。

昨年のゴールデンウィークに Yet Another Scheme Tutorial をやった3。そのときは深入りする余裕を持っていなかったのでひとまず撤退したと書いている。

ウィザード本を目標として持っていたが、放送大学の期末試験を控えて新しいカリキュラムに手をのばすのは気が引けて、もう少し軽い参考書としてこちらをやってみる。

cons car cdr のどれがどれだったかを忘れてしまっているあたり、我ながら情けなさも感じかけたが、思い出してみればある程度スラスラと読める。主要な概念がインストールされていることの現れなのであれば嬉しい。

実装は昨年同様に mit-scheme4 を利用している。