ユユユユユ

webエンジニアです

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

CPU の仮想化、カーネルモード、トラップ

TIL

ウィスコンシン大学が公開している Operating System: Three Easy Pieces の第六章で、プロセスという抽象化がどのようにして CPU を効率的に使おうとするかの描写を読んだ。 https://pages.cs.wisc.edu/~remzi/OSTEP/cpu-mechanisms.pdf 断片的に知っていた…

システムコールのコスト

TIL

ウィスコンシン大学が公開している Operating System: Three Easy Pieces の第六章 "Direct Execution" より、システムコールのコストを計測する課題を書いた。 テクストはこれ。末尾に課題の説明がある: https://pages.cs.wisc.edu/~remzi/OSTEP/cpu-mechan…

東京都美術館のエゴン・シーレ展

東京都美術館のエゴン・シーレ展をおとずれた。 クリムト、コロマン・モーザー、リヒャルト・ゲルストル、オスカー・ココシュカというぐあいに分離派の面々の作品をあつめて、シーレ展と呼ぶには誇大広告に感じた。冒頭に展示されていたクリムトのふたつの小…

『M★A★S★H』

奇異な題名は高校生のころから知っていたけれど、観る機会がないままになっていた独特な映画『M★A★S★H』をみた。 おおきな筋がある代わりに舞台のお膳立てだけがあって、そのうえで即興的に大小の逸話が書かれていく。その構造に気づくまでは、いまいちとら…

新国立劇場で『ファルスタッフ』を観た

新国立劇場でヴェルディの『ファルスタッフ』の上演を観た。イタリア・オペラを観るのも、喜劇オペラをみるのもはじめてで新鮮におもった。 初演は1893年。ヴェルディはワーグナーと同年の生まれで、ワーグナーの死から10年後にこれを世に出した。晩年のスタ…

新国立劇場で『タンホイザー』を観た

新国立劇場にタンホイザーの上演をみにいった。今シーズンのプログラムでは唯一のワーグナー作品である。 完璧な舞台であった。これまでに観たどの演劇よりも優れた体験を与えられたと無邪気に信じてなんの迷いももたない。オーケストラが序曲を演奏しはじめ…

『カッコーの巣の上で』

人間の自由を疑ってしまいかねない気分のときにうってつけの映画を観た。 怠惰で粗暴であることは悪であるのか? 手に入れたいものを求めることは傲慢であるのか? 判決をくだして断罪しようとする者もまた、不完全な人間であるというのに。 刑務作業はした…

内視鏡検査を受けた

有給休暇をとって内視鏡検査を受けた。直腸部分に炎症がみつかって、細胞が検査機関に送られることになった。その結果を聞くのは半月後になる。 去年の秋の京都出張のおり、ホテルのトイレで下血した。痛みをともなったというわけでもなくて、ただ便器が赤く…

『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』

Bunkamura ル・シネマに強制収容所と偽語学を題材にした映画をみにいった。 焦点の定まらないストーリーテリングだった。主人公のユダヤ人の葛藤には踏み込まないいっぽうで、収容所につめかけるナチスに対しては、かれらの小市民的な悩みに不適切によりそう…

長い週末

金曜日の夜に、パートナーの家にはじめて誘われて遊びにいった。吉祥寺でアメリカンピザを食べ、アトレでノンカフェインの紅茶を選んで買ってから、小田急バスに乗った。ドラッグストアで歯ブラシを買った。グレープフルーツジュースの入った甘くないお酒を…