ユユユユユ

webエンジニアです

配列を任意の個数の部分集合に均等に分割するアルゴリズム

長さ N の配列があり、それを M 個の部分集合に均等に分割したい。 制約を簡単に定義するとこうなる。 0 <= N 1 <= M <= 100 TL;DR active_support/core_ext/array/grouping の Array#in_groups がそのものズバリである。 誤ったロジック 3年前の自分が実装…

ruby-doc のバグを報告した

ruby-doc.org が一部落ちていたので報告した。正しい報告先を探すのがたいへんだったので備忘録で書いておく。 落ちていたのは ruby 2.7.2 の標準ライブラリのドキュメントで、 stringio や time などいくつかのページが 404 を返していた。それから HTML の…

コンパイラ概論で遭遇した用語集まとめ

The Elements of Computing Systems を読み進めている。今週からいよいよ大詰めのコンパイラ編に突入した。 The Elements of Computing Systems: Building a Modern Computer from First Principles (The MIT Press)作者:Nisan, Noam,Schocken, Shimon発売日…

Go で仮想マシンを作った

アセンブラを実装した前回の記事に続いて、 The Elements of Computing Systems にしたがって仮想マシンを実装した。その所感を本記事にまとめる。 以下でも述べるが、仮想マシンとはいっても VirtualBox のような代物ではない。より限定的な意味における仮…

Go でアセンブラを作ってみた

先週のポストで、プライベートの学習がうまく進められていないことを書いた。不思議なもので、言語化してアウトプットしてみたら気が楽になったのか、ここ一週間はだいぶ調子がよくなってきている。 で、先月来少しずつ読み進めている The Elements of Compu…

AtCoder のレートが茶色になった

週末の ABC179 にてようやく茶色コーダーになれた。9度目の参加にしての昇級であった。 atcoder.jp 戦績を振り返ってみると、初参加が5月3日の ABC166 で、ここまで四ヶ月半かかっている。そしてその5月こそ毎週参加できていたが、その後は忙しさがこうじて…

下降気味のモチベーション

8月に読むテキストを書いた。本当であれば月末に振り返りの記事を書くはずだった。結局、8月のうちに終わらせることはできなかったし、9月ももうすぐ半分といういまの時点でもまだ半分と進められていない。 jnsato.hateblo.jp やっぱり、仕事をしながら勉強…

Amazon RDS for PostgreSQL のタイムゾーンはほとんど常に UTC であることに要注意

postgres の current_timestamp 関数を使ったクエリをアプリケーションに実装していたところ、本番データベースにタイムゾーンのずれによる時刻の不整合を招きいれてしまった。 TL;DR RDSで非 UTC の時刻を扱うユースケースでは current_timestamp や curren…

AtCoder Problems の Training モードで中難度をコンプリートした

4月半ばに AtCoder の問題を解くことを初めて、ほぼ4ヶ月となる。 5月にかけて集中して過去問に取り組んで、その後すこし熱がおさまっていた。これはもっぱら Project Euler に心変わりしていたというのが大きい。直近ではむしろ Project Euler に取り組むの…

activerecord で一括更新を行うときの選択肢をベンチマークで比較してみた

Rails を使ってある程度の大きさのレコード群を一括更新する処理の実装方針を考えていた。愚直にイテレートして一件ずつ update していくのは論ずるまでもなくバッドプラクティスであるとして、その他の選択肢の優劣は検討してみないとよくわからないという…

マルチプレクサとデマルチプレクサ

TIL

The Elements of Computing Systems に沿って基本の論理ゲートを実装している。 jnsato.hateblo.jp NOT, AND, OR, XOR のような耳慣れた論理に加えて、 Multiplexor と Demultiplexor という耳慣れない回路が、基本の論理ゲートとして扱われていた。そもそも…

8月に取り組むテキストを紹介する

月初めのモチベーターとして、準備したテキストを紹介していく。 The Elements of Computing Systems The Elements of Computing Systems: Building a Modern Computer from First Principles (The MIT Press)作者:Nisan, Noam,Schocken, Shimon発売日: 2008…

NAND 演算があればあらゆる論理演算ができる

TIL

NAND とは NOT AND のことで、真理値表は次のようになる。 x y x NAND y 0 0 1 0 1 1 1 0 1 1 1 0 見ての通りの、 AND の否定形である。否定にすぎないから、論理学ではそう注目される演算でもないように思う。 しかし電子回路の世界ではこの演算が中心の座…

背伸びして『Effective C++ 第3版』を読んだ

ある Googler の投稿を読んでいて、見かけた本である。題字のフォント、表紙のデザインなど、飾り気はないのに力強いオーラを持つ装丁がただちに印象に残った。名著という評判も高いおかげで安心して読むことができたし、翻訳も丁寧な印象で、自然に読める心…

『江添亮のC++入門』でC++の基本を学び直す

競技プログラミングに触れるようになって、自己流ながら少しずつC++が使えるようになってきた。しかしきちんとした参考書を読んだことがなく、体系立てた学習もしたことがないのが気にかかっていた。学習といえば、AOJの教育コンテンツを少しやったばかりで…

『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』を読んだ

大学生であったおり、就職活動に合わせてこの参考書を手に取ったことがある。そしてほとんど2割も読まずに匙を投げた。資格の存在を知るより先にプログラミングのアルバイトを始めていたから、資格試験の勉強では死んだ知識しか身に付けられない、と粋ぶって…

Project Euler で最初の50問を解いた

最初の25問を解いたのはちょうど一週間前であった。 jnsato.hateblo.jp ペースが速くなったのは、おもしろくて手が止まらなくなってしまっていたため。絶妙な難易度のおかげで、あと1問だけ解いたら寝る...解けた...寝る前に次の問題もみてみよう...やっぱり…

C++の整数リテラルに桁区切りを加える

Ruby であればこういう書きかたが許されている。ゼロを列挙するよりもはるかに視認性が高く、お気に入りの記法である。 a = 1_000_000_000 a # => 1000000000 C++ を書くとき、ここにほのかなもどかしさを感じることはあった。1000000000と書くのは読みづら…

rmagick をビルドする

入社初週の恒例行事として既存プロジェクトの環境構築をしていた。 幸いにしてほとんど障害なく進められたのはありがたい。このエントリに書くことさえ、大したことではない。しかし安易に検索エンジンに頼ったりせずに、自分の頭で考えてビルドを通せたこと…

ローカルの postgres を 12.3 に移行する

今週から新しいプロジェクトに参加することになった。 Rails + postgres の構成で動くアプリケーションの環境構築をした。 ミドルウェアを使うときはコンテナで実行するのが手癖になっていた。しかし今回は「無理して Docker を使わないこと」のポリシーに沿…

任意の累乗数をみちびくアルゴリズム

例えば Ruby はユーザーが特に意識せずとも無限に大きな整数値を扱うことができる。 jnsato.hateblo.jp C++では long long 型を利用してもたかだか 64-bit までしか扱うことができない。ビルトイン型として提供されているのはこれが最大となるから、それより…

循環小数を検出して表記する

1/3 や 1/7 のような循環小数を数値型を使って表現しようとすると、普通は有効桁数の範囲でしか表記できない。そうではなく、次のように循環小数であることが一目瞭然となってほしい。 1 / 3 = 0.(3) 1 / 7 = 0.(142857) そこで単純に、分子と分母を引数に受…

Project Euler で最初の25問を解いた

以前のエントリで掲げた、最初の25問を解く目標を達成できた。最初の問題を解いてからちょうど10日での達成だった。これで全登録者のうち上位11.48%の進捗だという。まだまだ先は長いと知りつつも、十分すぎる達成感と自己肯定感を得られている。コラッツ数…

7月に取り組むテキストを紹介する

月が改まり、仕事も入った。時間の余裕は減る。しかし今までが暇すぎたのである。これからは気持ちを入れ替えて、メリハリをつけて勉強に取り組もうと思いを新たにしている。 で、そのためのテキストをいくつか用意したので、紹介する。 ■ キタミ式イラストI…

仕事に戻った

半年ぶりに人のためにはたらくことになった。と言っても、自分で行動を起こしてポジションをつかみ取ったわけではない。以前よりお世話になっていた縁で依頼してもらえただけで、ただただ運に恵まれただけだ。 もし声をかけてもらえていなかったら、きっとも…

std::map と std::unordered_map

map というデータ構造は連想配列にあたるものと単純に理解していた。unordered_map について追って知ることとなり、初めて map のキーが自動的にソートされることを知る。 #include <map> #include <unordered_map> int main() { std::map<int, int> mymap1; std::unordered_map<int, int> mymap2; in</int,></int,></unordered_map></map>…

応用から基礎へ

昨日、一昨日と数学に関係するエントリが二日続いたのは、明らかにひとつの方針を指し示している。数学を学び直すこと、ひいては基礎を学び直すこと。これが今後のひとつの軸になるだろうと予感する。 学問的根拠がなくても仕事はできる、とする向きがあるの…

『数の悪魔』を読んだ

数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜作者:ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー発売日: 2000/04/01メディア: 単行本(ソフトカバー) あほな質問はやめろ。頭を悩ますことがすごいことなんだ。1 算数を啓蒙する児童書として評判がいいと聞き、読んだ。子…

Project Euler をはじめた

projecteuler.net ご存知の向きも多いと思うが、 Project Euler は数学の問題をプログラミングで解いていくサービス。フィボナッチ数列の偶数項の和を求めたり、任意の整数の最大素因数を求めたりする。もっとも、これらは難度としては最低レベルとなる。進…

6月の振り返り

今月のエントリのうちめぼしいものを振り返りながら挙げていく。 Rails を絶対視しないこと “Rails is omakase” とか “The Rails Way” とかいうキャッチフレーズを盲信してしまう傾向を見つめ直して、少しずつそこから脱却しなければいけないと思い始めてい…