ユユユユユ

webエンジニアです

書評

CS:APP を読みはじめる

Computer Systems: A Programmer's Perspective の日本語訳、『コンピュータ・システム — プログラマの視点から』を購入した。通称は CS:APP というらしい。 値段、重量、厚みすべてにおいてヘビー級の一冊である。16000円だった。消費税で本が一冊買える。 …

Designing Data-Intensive Applications を読み終わった

昨年末に着手して、足掛け5ヶ月で読了した。 5ヶ月というとあまりに時間がかかりすぎているように聞こえる。実際には年末年始とこの GW で集中的に読んだ。しかも、後者の連休ではメモを取りながら読み進めることをやめて、読み終えることそのものを目標化し…

Designing Data-Intensive Applications を読むにさきだって

年末年始の課題図書を紹介する。といっても紹介するのは一冊だけである。一冊だけではあるが、骨太な一冊を選んでいる。積読を消化するよりも絶対これを読みたい! というホットな気持ちで手に入れた本であるため、初々しいアティチュードを記録する目的で書…

「決断をしない」という決断をすること

アーキテクトの目的は、方針とは無関係に詳細を決めながら、方針をシステムの最も重要な要素と認識するシステムの形状を作ることである。こうすることで、詳細の決定を延期や留保することができる。1 メールマガジンの配信システムを実装している。 配信基盤…

コンパイラ概論で遭遇した用語集まとめ

The Elements of Computing Systems を読み進めている。今週からいよいよ大詰めのコンパイラ編に突入した。 The Elements of Computing Systems: Building a Modern Computer from First Principles (The MIT Press)作者:Nisan, Noam,Schocken, Shimon発売日…

Go で仮想マシンを作った

アセンブラを実装した前回の記事に続いて、 The Elements of Computing Systems にしたがって仮想マシンを実装した。その所感を本記事にまとめる。 以下でも述べるが、仮想マシンとはいっても VirtualBox のような代物ではない。より限定的な意味における仮…

Go でアセンブラを作ってみた

先週のポストで、プライベートの学習がうまく進められていないことを書いた。不思議なもので、言語化してアウトプットしてみたら気が楽になったのか、ここ一週間はだいぶ調子がよくなってきている。 で、先月来少しずつ読み進めている The Elements of Compu…

8月に取り組むテキストを紹介する

月初めのモチベーターとして、準備したテキストを紹介していく。 The Elements of Computing Systems The Elements of Computing Systems: Building a Modern Computer from First Principles (The MIT Press)作者:Nisan, Noam,Schocken, Shimon発売日: 2008…

背伸びして『Effective C++ 第3版』を読んだ

ある Googler の投稿を読んでいて、見かけた本である。題字のフォント、表紙のデザインなど、飾り気はないのに力強いオーラを持つ装丁がただちに印象に残った。名著という評判も高いおかげで安心して読むことができたし、翻訳も丁寧な印象で、自然に読める心…

『江添亮のC++入門』でC++の基本を学び直す

競技プログラミングに触れるようになって、自己流ながら少しずつC++が使えるようになってきた。しかしきちんとした参考書を読んだことがなく、体系立てた学習もしたことがないのが気にかかっていた。学習といえば、AOJの教育コンテンツを少しやったばかりで…

『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』を読んだ

大学生であったおり、就職活動に合わせてこの参考書を手に取ったことがある。そしてほとんど2割も読まずに匙を投げた。資格の存在を知るより先にプログラミングのアルバイトを始めていたから、資格試験の勉強では死んだ知識しか身に付けられない、と粋ぶって…

7月に取り組むテキストを紹介する

月が改まり、仕事も入った。時間の余裕は減る。しかし今までが暇すぎたのである。これからは気持ちを入れ替えて、メリハリをつけて勉強に取り組もうと思いを新たにしている。 で、そのためのテキストをいくつか用意したので、紹介する。 ■ キタミ式イラストI…

『数の悪魔』を読んだ

数の悪魔―算数・数学が楽しくなる12夜作者:ハンス・マグヌス エンツェンスベルガー発売日: 2000/04/01メディア: 単行本(ソフトカバー) あほな質問はやめろ。頭を悩ますことがすごいことなんだ。1 算数を啓蒙する児童書として評判がいいと聞き、読んだ。子…

『クリーン・アーキテクチャ』を読んでフレームワーク中心主義からの脱却を考える

Hanami に触ってみたことを動機として、『クリーン・アーキテクチャ』を再読した。 たぶんに漏れず、例の同心円の図ばかり印象深く記憶していたが、改めて精読してみると、この図にはごく軽くしか触れられない。むしろ繰り返し主張され、議論の中心を占める…

『Real World HTTP 第2版』でHTTPの歴史的文脈と最新動向を俯瞰する

Goの学習を進めるにあたって、A Tour of Goを終え、簡単なAPIの実装を経て、『改訂2版 みんなのGo言語』を読んだ。書評を記事として残すこともした。 jnsato.hateblo.jp 読了後は、同書執筆陣の技術ブログの過去記事を乱読していた。それだけ信頼できる書き…

『改訂2版 みんなのGo言語』でグッドプラクティスを学ぶ

API Gateway を使った小さなアプリケーションを立ち上げる機会があり、前々から使ってみたい欲求があったGo言語のランタイムを選択して実装した。SAM CLI が充実しているおかげでつつがなく実装を終えることはできたが、Go言語そのものに対する興味はさらに…

『クラウド破産を回避するAWS実践ガイド』を読んでAWSのセキュリティ/監査サービスを運用し始めた

AWSを触るようになって3年強となり、仕組みにもだいぶ慣れてきたし、より多くのサービスを使うようになった。IAM などはポリシーもロールもどんどん増えてきていている。 とはいえリソース群をコード化して管理するにも限界がある。新しく定義するにもコンソ…